「練習場では上手なのにコースではスコアが伴わない。」
「打ちっぱなしでは明らかに劣る人にコースでは負けてしまう。」
意外と多くの方々が陥る現象です。
原因はいろいろ考えられますが、1番の要因はコースでスコアを良くするための練習をしていないことです。
実は僕も練習場では周りの人よりも飛ぶし、曲がらないのに、コースではボロボロだった時期が長く続きました。
とはいえ、社会人は練習時間がなかなか取れず、あまり練習場にすらいけないかもしれません。
ですが、またに行く練習場で、その貴重な時間で身にならない練習を繰り返しているとしたら、それこそムダになってしまいます。
あくまで練習場は気持ち良くボールを打つ場所ではなく、できないことを練習する場所です。
つまり、コースでスコアを出す為に自分に足りない部分を練習しなければなりません。
練習場では上手でスコアが良くならない人はスコアアップの練習をしていないことになります。
練習場は練習する場所

出来ないことを出来るようにするのが練習です。
その練習をする場所が、練習場です。
得意クラブをひたすら振ったり、使えるクラブしか練習しないのは、練習ではなくただの打ちっぱなしです。
やってはいけない練習場での練習
いろいろありますが、練習量の少ないアマチュアがやりがちな間違いです。
- 100球あったら、50球はドライバー。
- アップで7番とかウェッジをちょっと打ってそのあとウッドやドライバーで飛距離を求めて満振り。
- 全ての番手でとにかく飛距離を求めて満振り。
- まっすぐ伸びのある弾道の練習。
- 許容範囲のスライスを修正しようとする。
- たまたま芯に当たったスイングを追い求める。
特に『4.まっすぐ伸びのある弾道の練習。』は、実際プロでも難しいとされています。
プロが持ち球としてドローやフェードを使用する理由の一つです。ですから、練習量が絶対的に少ないアマチュアが修得することは極めて難しいです。
『5.許容範囲のスライスを修正しようとする。』も練習量が少ないアマチュアには難しいと思います。OB確定のスライスさえ出なければ、多少スライスしてもスコアメイクできますし、キャリーで200ヤード以上は飛距離出ますしね。
むしろ、余計なことを考えない分安定して計算できるショットを打てます。
極端な話、持ち球がスライスでも別に問題ないと思います。
練習を意識しないと一生初心者のまま

初心者の最初の壁と言われる100切り。
この100切りはゴルフ歴10年20年でもできていない人が非常に多いです。
実際に10人中9人が100切りできないと言われています。
よくいるのが、昔たまたま100切りしたことがあるだけでドヤ顔の人。
プライドが高いのはわかりますが、初心者卒業とは言えません。
どうせなら、効率良く練習して自信持って初心者卒業しませんか?
練習場である程度うまく打てるならコースのための練習を
練習で上手く打てる人は、ある程度自分のスイングが整っている場合が多いです。
ということは、あとはスイングをコントロールすることが必要です。
例を挙げるとすれば野球のキャッチボールで方向は関係なくとにかく遠くに投げる練習から、目標に向かってピンポイントで投げる練習へスイッチするような感じです。
具体的には
- 自分の飛距離を把握する
- 目標に止まるように打つ
- 8、9割でスイングする。(満振りは5球に1回)
- できないことを恥ずかしがらずにやる
1回や2回でできなくてもあきらめてはいけません。
僕もそうでしたが、ある程度スイングが安定してくると変な自信が付いてきて『自分はうまい』と勘違いしてしまいます。【うまいのは練習場で特定のクラブで方向とか飛距離が関係ないときのみ】です。
他のことは下手です。1回や2回で修得できるほどゴルフは甘くありません。
効率よく練習するためには
単純ですが、その日やる具体的な内容を決めます。
ほんとこれだけで結果が付いてきます。
ちなみに僕が最初に試してみた練習内容はこんな感じ。
(僕が行ってる練習場は土日1000円で持ち玉は100球。この時は月3回行きました。)
1回目:短距離の練習
- ウォーミングアップ自由に10球
- 30ヤード20球
- 50ヤード20球
- 70ヤード20球
- 100ヤード20球
- 残りは自由に打つ。
2回目中距離の練習
- ウォーミングアップ自由に10球
- 100ヤード20球
- 120ヤード20球
- 140ヤード20球
- 160ヤード20球
- 残りは自由に打つ
3回目長距離の練習
- ウォーミングアップ10球
- 150ヤード20球
- 180ヤード20球
- 200ヤード20球
- 残りは自由に打つ
具体的にとか言いながらけっこうアバウトです。
僕はその日は決めたクラブしか持っていきませんでした。
できないとすぐ得意なクラブで打ち始めるのがわかっていたので。
欲を抑えて練習した結果
きちんとやるべきことを決めていると、球数制限もあるので、適当に打つことがなくなります。
それと、一種目につき20球だけとはいえ、練習場で20球を試行錯誤しながら集中して打つのはなかなか体力を使います。今までいかに適当だったか。
もうひとつ、ムダ玉をなくすために、自分が納得できるスイングになるまで絶対ボール打ちませんから、素振りだけだも相当振ったのではないでしょうか。
ほんとに練習した!って感じます。
感じるというより、20球本気で集中して打つと、今まではただボールを打ってただけだったことにすぐ気づきます。
練習の意識を変えるだけでも驚くほど進化する

僕の場合、練習の意識を変えてからコースに出ると、手応えが全く違いました。
まず、飛距離に応じて自分が打てるクラブや振り方がわかっていたのでほとんど迷いがなくなりました。
ゴルフはメンタルスポーツと言われますが、確かにって感じです。
とはいえ、練習量が絶対的に足りないこともあり、同時に次の課題も見えてきます。
ちなみに僕の課題はトップすることでした。
なので、次回の練習は、飛距離毎に自分のイメージとの誤差を小さくすることと、ヘッドアップに気をつけること。
こんな感じで少しずつ自分の欠点が明確になるので、練習効率がグッとあがります。
何度もいいますが、ほとんどの方は練習と言いながら、ただボールを打ってるだけに過ぎません。
練習の意識一つで、技術もスコアも確実に進化していきます。
まとめ:ショットが上手なのにスコアが悪い理由
- 直さなくてもいいところを修正しようとしている。
- 練習と言いながらただボールを打つだけになっている。
- コースでスコアアップするための練習をしていない。
特に、何年もゴルフしていてスコア100を切れない、もしくは、ほぼ毎週練習に行ってるのにスコアが全く良くならない方は根本的に練習を見直してもいいかもしれませんね。
よかったら【ゴルフ】初心者の僕でも100切りできた!上達のヒント10個!も参考にしていただければと思います。
やっぱり、基本からもう一度やり直したい方は下手だったのにスコアが劇的に良くなった人が実践したゴルフ理論とは?もぜひ読んでみてください。
すこしでも腕をあげてゴルフを一層楽しみましょう!
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