「頑張って練習してるのにスコアが一向に良くならない。」
「センスないからゴルフやめよう。」
そう考える方も多いはず。
結論:ゴルフが上手くなってもスコアは良くならない
矛盾してそうですが、事実です。
ゴルフがうまくなることとスコアが良くなることの違いについて解説します。
自分はゴルフが上手いと感じてしまうときは危険信号

こんなに練習してるのにスコアに現れないと考えてしまう人は、それなりにナイスショットを打ててしまうのではないでしょうか?
実はこれが落とし穴。自分は上手だと勘違いしてしまいます。
そして、僕がその典型でした。
アマチュアゴルファーがゴルフがうまいと感じてしまう時
1位 ドライバーの飛距離
2位 スイングがきれい
3位 起死回生のスーパーショット(まぐれ含む)
上手く思えてしまいますよね。
ゴルファーとしてこの気持ちはわかります。
ですが、この考えでラウンドをしている限り、スコアはよくならないと思ったほうがよいでしょう。
練習場でうまく見せるための練習になっている

簡単に言うと、練習場で他の人に自慢するための練習になっています。
飛距離がすごいとか、スイングがきれいだとかですね。
アマチュアの練習のほとんどが、
- ドライバーをガンガン振り回す。
- 自分のスイングを動画にとってきれいなスイングを目指す。
この二つです。
スコアアップの方法や、ミスを少なくする方法を意識すると、自然と練習方法は変わってくるはずです。
練習場で身につけたいのはコースで使えるショット

ラウンドでのショットをよく考えてみてください。
ドライバーの場合、
何も考えないで思いっきりフルショットを打てる場面は何回あるでしょう?
逆に、OBにならないようにに置きに行くショットを打つ場面は何回あるでしょう?
次に9番アイアンで考えてみましょう。
フルショットして140ヤードを狙う場面は何回あるでしょう?
逆にハーフショットで押さえて100ヤードを狙う場面や何回あるでしょう?
もはや、確認するまでもないですが、
置きに行くドライバーショットと、100ヤードを狙う9番アイアンのほうが圧倒的に多いですよね。
これは、コースで使えるショットです。
練習場で見かけるかたのほとんどは、とにかくドライバーもアイアンもとにかく満振りで、コースで使えないショットを頑張って練習しているように見受けられます。
これでは、スコアアップはなかなか望めません。
ゴルフのスコアはヘッドアップの回数

聞いたことがあるかもしれませんが、ゴルフのスコアはヘッドアップの回数+72という話があります。
ヘッドアップは無意識のうちに発生するミスですが、スコア100をたたく人は28回ヘッドアップすると考えられます。
が、あながち間違った話ではないように思います。
ヘッドアップするなと言われても、考え中だったり、その日の調子もあるでしょうし、精神的に疲れてきたりすると自然と発生してボールから目を離してしまいます。
次にラウンドする時、ヘッドアップの回数を数えて72を足すと、その日のスコアかもしれませんね。
グリーン周りからのザックリ!原因は?

アマチュアあるある、グリーン周りからのザックリ。または、トップ、シャンク。
ゴルフはミスするスポーツで、ミスをするだけスコアは悪くなります。
どんなにナイスショットをしても、起死回生のスーパーショットをしても、グリーン手前でミスしては意味がありません。
ナイスショットよりも、ミスの誤差を少なくする練習をしましょう。
ドライバーや、第2打当たりはそこそこのショットでいいんです。グリーンまわりさえミスしなければ。
70、80台で回る人は、自分の弱点を徹底的に練習します。
ドライバーで飛距離に一喜一憂したりはしません。
スーパーショットは必要ない

初心者はスーパーショットが大好きです。
パー5の池越え2オン。林の中からのピンそばのスーパーショット。
難しい状況からのスーパーショットは打てるととても気持ちいいし、その快感はしばらく忘れられないくらいです。
ですが、スコアアップを望むなら、10回打って1回成功するかしないかの博打をしてダボやトリをたたくより、100パーセント成功するショットを選択して、ボギーを狙いましょう。
きれいなボギーというやつです。
地味で面白くないかもしれませんが、それでベストスコアが出た時は、100倍たのしいですよ!
ところで、スライスはほんとにダメですか?

アマチュアが最も理想としているまっすぐ伸びのある弾道。
実はこれ、実際プロでも難しいとされています。
プロが持ち球としてドローやフェードを使用する理由の一つです。ですから、練習量が絶対的に少ないアマチュアが修得することは極めて難しいです。
にもかかわらず、理想の弾道を求めてスイングを迷走してしまいます。
また、多くのアマチュアに見られるスライスですが、許容範囲のスライスを修正しようとするのも練習量が少ないアマチュアには難しいと思います。
OB確定のスライスさえ出なければ、多少スライスしてもスコアメイクできますし、キャリーで200ヤード以上は飛距離出ます。
むしろ、余計なことを考えない分、安定して計算できる使えるショットのはずです。
極端な話、持ち球がスライスでも別に問題ないと思います。
このままではずっと初心者のまま

初心者の最初の壁と言われる100切り。
この100切りはゴルフ歴10年20年でもできていない人が非常に多いです。
実際に10人中9人が100切りできないと言われています。
よくいるのが、昔たまたま100切りしたことがあるだけでドヤ顔の人。
プライドが高いのはわかりますが、初心者卒業とは言えません。
どうせなら、効率良く練習して自信持って初心者卒業しませんか?
まとめ:練習してもスコアが良くならない理由

- 練習場で自分はゴルフが上手いと感じてしまう
- 練習場でうまく見せるための練習になっている
- 練習場でコースで使えるショットを練習していない
- 無意識のうちに発生するミス、ヘッドアップを意識していない
- 自分の弱点(グリーン周りなど)を練習していない
- ラウンドで打てるかわからないスーパーショットを狙う
- プロでも難しいまっすぐ伸びのある弾道を持ち球だと思っている(スライスは嫌い)
もし、ほぼ毎週練習に行ってるのにスコアが全く良くならない方は根本的に練習を見直してもいいかもしれませんね。
基本からやり直したい方は下手だったのにスコアが劇的に良くなった人が実践したゴルフ理論とは?がおすすめです。
すこしでも腕をあげてゴルフを一層楽しみましょう!
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