悪性リンパ腫になってからもう10年近くになりますか。
現在は治療も終わり普通に、生活してる僕ですが、今思い返すとほんとにちょっとした違和感から一気に病気が進行したなと、そんな感じです。
そして、最近は周りも年齢を重ねていき、お世話になった方々が『がん』によって亡くなったり、闘病生活を送っていたり。
たぶんみんな、何かしらの違和感を感じていたはずです。自分ではわからなくても、家族や周りの方々は何かしら思っていてもおかしくなかったはずです。
ただ、ぼくもそうでしたが、それを疲れや、運動不足、年齢のせいにして放置してしまったと。
最初はほんとにちょっとです。人によっては気づかないし、気づいても体質変わったのかなぁとかそんな程度。
個人差もあるかと思いますが、僕の場合は違和感が出てからだいたい、1年くらいかけて悪化していきました。
ぜったいおかしいってなってからは目に見えて悪化していきました。
そうなる前に初期段階で違和感を見つけることが大切です。
というわけで、実際に僕の体に現れた体調の変化を時系列で紹介します。
いくつか当てはまったら、本気で検査をおすすめします。
僕みたくならないように。
ではどうぞ。
診断されるまでの体の変化
疲れがとれない・とにかく眠い
とにかく疲れがとれません。
そして、とにかく眠い。どんなに寝ても眠い。
ちなみに、試しに早寝早起きと早朝の散歩をして、全然すっきりしない場合は、いろいろ疑っていいと思います。
当時の僕は悪化しました。治療後のリハビリの一環として散歩してますが、メッチャすっきりします。
理由はガン細胞に栄養を取られているらしく、体が全く回復しないのだそう。
仕事で疲れてるとか思っていたので、放置してました。
今思えば、この時から体が危険信号を出してたんですね。
体力が0になる。動機や息切れ
疲れがとれないし、栄養が取れてないので、必然的になってしまいますよね。
ちなみに僕は小さい頃からずーっと野球漬けでした。
なので、体力が急激落ちるとは思えなかったのですが、トレーニング不足と思い込んで超がんばってました。
でも、逆にスタミナが減っていく一方です。
野球の試合では、守備につくまで息切れするし、塁間が走れなくなるくらいにまで低下しました。
野球小僧が、守備位置についただけで疲れて、交代を直訴する状態にまでなりました。
当時の自分に、言いたい。
いい加減おかしいことに気付けと!
手足がつる
とにかく、つります。
朝は必ずつります。
通勤途中、信号待ちから歩き出すとつります。
まぁ、普通であればありえないですね。
激ヤセ
体重が、急激に20キロくらい落ちました。
当時の僕は80キロくらい。自分で言うのもなんですが、筋肉質でがっちりした、男性としては理想の体系でした。じつは、この時、結婚式を控えていたのでダイエットはしてたのですが、減りすぎです。
1か月ちょっとくらいで20キロくらい落ちました。
当然、病気のせい。
僕はダイエットはチョロいと、勘違い全開でした。
高血圧と脈早すぎ
血圧は高かったです。
タバコは吸ってたので、そのせいとか、思ってましたが、上160、下120。
健康診断では4〜5回計り直しは当たり前でした。
診断結果は毎年、要検査でしたが、放置。
鼻血
くしゃみして鼻血、鼻をかむと鼻血、風呂上りに鼻血、朝起きると鼻血、出すぎです。
調べてみると、鼻血は結構やばいらしい。
がんだけでなく、脳卒中はそっち系の病気の可能性もあるようです。
おなかが下り続ける
これは、僕の場所が腹部ということも関係あるかもしれません。
ずーっと下ってます。
実は当時ほどではないにしろ、未だにこれは続いています。
ほんとにきついときは、外に出るとトイレの場所を確認して把握しておかないと、もう駄目な状態でした。
ノイローゼみたくなります。
けっこうキツイ。
健康診断の結果が・・・・・。
このくらいの時期に、健康診断の結果が出てきます。
結果は【要精密検査】
すごい、いろいろなこと書いてありまして、異常度がマックスの『★』のマークが各項目にズラリと並んでいます。
簡単に要約すると『あなたすぐに病院いって何とかしないとやばいよ。マジで』と書いてありました。
腹痛
このあたりからは、ほぼ末期。
多少違和感がある程度の痛みがたびたび発生するようになりました。
お腹が弱くなっと思い込んでました。
この腹痛がもう少しすると拷問級の激痛に変わります。
トイレの小が泡ぶく
気づけば、トイレで小をしたとき、ものすごく泡立ちます。
どのくらいかというと、洗剤混ぜたと勘違いするくらい泡立ちます。
実はこれ、悪性リンパ腫の代表的な症状とのこと。
無知はほんとに恐ろしい。
おかしくなるくらいの超激痛
あるとき、お腹の中で何かがハマった感じがしました。
そして、超激痛!
悶絶ってやつでしょうか。声も出せず、倒れてもがきました。
たぶん、時間にしたら10秒とか20秒くらいなんでしょうけど、めちゃくちゃ長く感じました。
油汗でもうびちゃびちゃ。
さすがに、これはヤバイと、どんなに鈍感でもわかります。
もちろん、速攻で病院です。
自宅で倒れてよかった。
しかしです、どこの病院いっても原因不明。最終的にはストレスの一点張りです。
いや、おかしいっしょ。
で、この痛み、1日1回程度から、だんだん間隔が短くなって行きました。
当然、仕事は行けずただ痛みに耐え続ける日々が続きます。
血尿血便
腹部の激痛が発症してから、便のいろが目に見えて変わりました。
小は、醤油くらいの色。
恐ろしいのは大のほう。ただただ、血液が出てきます。どのくらいの量かとというと、トイレに入ったら、洗剤つけて掃除しないと出てこれないレベルです。
食事がとれない
ついに何か口に入れると腹部に激痛が走り、食事も取れない状態に陥りました。
人生終わったなと。
カミさん、新婚なのにごめんなさいでした。
原因判明!
実は、4ヶ所目の病院でやっと原因が判明じました。
最初の病院にかかってから、3ヵ月くらいかかりました。
原因がわかったと同時にみんなに怒られました。
こんなになるまでなにやってたんだと。
体調悪くなっていった経緯を話したら、病院の先生にはマジで怒られました。
野球やってる場合じゃないだろと。確かに。
でもこの先生のおかけで今生きてるんです。
人間の体はちょっとした変化も見逃さない
人間の体はすごい。
病気について勉強すると、出るわ出るわ、危険信号ばっかりでしたよ、僕の体は。
こんだけ警報鳴らしてくれたのに、まったく気に止めなかったぼく。
自分の体は大切にしないとね。
体の変化に気づけるかが大事
とはいえ、初期の変化に気づくのはそうとう自分の体を理解していないと、厳しいと思います。
家族だからこそ気づくの違和感もあっあようです。まさに支え合いですね。
僕の場合は
- とにかくむくんでた。
- お腹の張りが尋常じゃなかった。太り方がおかしいみたいな。
- 体臭が変わった。
- 髪の毛の質が一気に悪くなった。細くて弱々しくてハリとツヤもない。
- ゲップが増えた。
- 夜苦しそうに眠ってる。
僕が全然気にしていなかったし、気づいていなかったことです。
もし、家族の方にこんな症状のかたがいたら、注意してみてくださいね。
セカンドピニオンの大切さ
僕の場合はセカンドピニオンに当てはまるかわからないけど、病院にいって薬もらって2、3日たっても全く改善しないので、すぐ別の病院へ行ったんです。
僕の病気が発覚したのが4ヶ所目の病院です。
その前の3ヶ所は若いからとか、ストレスかも、みたいな感じで軽くあしらわれた感じ。
めちゃくちゃに書かれていた健康診断の結果を持っていってもそんな感じ。
全て点滴と整腸剤とか漢方で様子見でした。
実は点滴とか整腸剤とか漢方、僕の症状からすると逆効果でさらに悪化してたんです。
今思いかえしてもとゾッとします。
さっさと見切って良かった。
でも、そのくらい耐えられないくらい苦しかったんです。
ほんとに、ダメだと思ったら、すぐ病院変えるなり、セカンドピニオン受けたりすることはほんとに大事。
たとえ、医師から嫌な顔されても、治らないよりはマシです。
まとめ
いろいろ語ってきましたか、こんな症状で少しでも当てはまったら検査受けましょうって話でした。
検査受けて何もなかったら意味がないとか言う人いますが、何もなかったら最高の結果じゃないですか!
どんな検査してとか、細かい経緯はまた別の機会に。
僕の病気についても別記事で書いていこうと思います。
少しでもお役に立てればと思います。
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