『あれ、なんか下手になったかも...。』
なぜか突然ゴルフが下手になるときがあります。
プロ、アマ問わず必ず通る道『なぜか急に下手になる』について原因と解決方法を紹介します。
なぜかゴルフが下手になる理由

大きく分けて理由は2つです。
- 下手になったと思うだけ(上達している証)
- ほんとに下手になった。
どちらもきっかけは同じですが、1つは手遅れになる前に気づかないとゴルフ人生が終わってしまうかもしれません。
下手になったと思うだけ(上達している証)
本当は上手くなっているのに「下手になった」と感じているだけ。
ゴルフが難しいのは「技術が上がったからといって必ずしもスコアに直結する訳ではない。」というところです。
ゴルフは技術力が高いほど良いスコアがでます。が、その時の状況によってよくも悪くもなります。
- 回るコース
- コースのコンディション
- ピンの位置
- 天気
- その日の体調
- 同伴競技者….
スコアを左右する要素が多くぎて毎回同じスコアが出るとは限りません。
同じくらいのスコアがずっと出るとも限りません。
プロですら、初日60台、2日目80台とかザラにありますから。
例えば平均ダボでスコア108くらいの人はたまたまボギーやパーが出て90かもしれない。
でも、もしかしたら3パット連発で1打損して126かもしれない。
コンディション次第では良くも悪くも最大18打差が出ると考えると、下手になってるわけじゃない。
こんな感じです。
プロや上級者は圧倒的な練習量だからスコアの幅が少ないだけであり、一般のアマチュアゴルファーは20打くらいは誤差と考えても良いかと。
特に調子が良いスコアが続いた時は要注意。ヘタになったと錯覚してしまいますが、冷静に分析すると自分の実力のはずです。
もちろん油断せず、しっかり練習は必要です。
ほんとに下手になった。
上記の1つ目の原因は正直言うと何の問題もなく、相応に自分の実力が上がってきたようなときに陥りやすいのですが、こちらは大問題。
ほんとに下手になって、気づかないと取り返しがつかなくなります。
人間誰しもが上達したが故にゴルフに対して欲が出ます。
その欲とは
- すべてナイスショット
- ドライバーの飛距離
- ロブショットなど難しいテクニック
欲がでると人は、下のような状況に陥りがちです。
- (目的)ナイスショットを打つこと
- (手段)練習場に通うこと???
なかなかゴルフが上手くならないゴルファーの多くは、練習場にナイスショットを打つために通っています。
すると、スイングを修正、変なクセがついて悪化。終了。みたいな感じ。
目的がいつの間にかナイスショットを打つことにすり替わっているので、練習すればするほど下手になるんです。
一方で、ゴルフで良いスコアを出すことが目的だとすると、手段との関係は次のようになります。
- (目的)ゴルフで良いスコアを出すこと
- (手段)ナイスショットを打つこと(ミスしないこと)
ベストストアを出したあとはなんかは要注意ですね。
補足:そもそも練習していない、練習量が少ない人は『下手になった』ではなく『ただ下手なだけ』
当たり前ですが、ゴルフ上達の為には一生懸命練習しなくてはいけません。(ゴルフどころかすべてに言えることですが。)
レッスン本やYouTube等でゴルフスイングの知識を学んだらなんとなく出来るような気がして、上達したように錯覚します。知識として知っているのと実際に出来るのは全くの別物です。
スイングの知識を身につけて、練習をして、コースで出来るようになってようやく自分の物になります。
なので、
- そもそも練習していない
- 練習量が少ない
のにゴルフが下手は当たり前で、まずは最低限の練習量が必要です!
ゴルフが下手と感じたら、試してみるべきこと

下手になったと思うだけ(上達している証)の場合
ゴルフで良いスコアを出すために一番大切なのが「リスク回避」という考え方です。
OBや池などに入れず、いかにペナルティ(罰打)を避けるかということですね。
なのでゴルフ練習場では真っ直ぐ遠くに打つのはいったん置いておいて、ボールを意図した方向に曲げる練習をおすすめします。
例えば右がOBの状況で意図的にフックを打てれば、それだけでペナルティを回避できます。
ボールを自分の思ったようにコントロールするには、スイングも大事ですがそれ以前に「クラブの特性」を理解する方が早いです。
ゴルフクラブはシャフトの延長線上に芯がない独特の形状(L型)なので、クラブの特性や動きのクセを知っているのと知らないのとでは、ボールのコントロールに雲泥の差が出てしまいます。
ゴルフクラブの独特の動きを理解するのに役立つのがフレループという練習器具で、ゴルフクラブの動きが手に取るように理解できるので持っておくことをおすすめします。
ほんとに下手になった。(大問題)の場合
プロのレッスンを受けるとよい
突然ゴルフが下手になってしまったときはプロによるワンポイントレッスンを受けましょう。
プロが客観的にフォームについての解説を行ってくれます。
またスイングのやり方など初心に戻って学習できるのでだめな部分を的確に改善できるのがワンポイントレッスンの強みです。
正しい練習法を再確認することにより突然下手になる現象も改善できる可能性が高まります。
DVDも参考になる
プロのレッスンを受けるときにはゴルフ教室に通う必要があります。ただゴルフ教室は月額制で規定期間利用しないといけません。
コストが掛かってしまうのがネックです。
こういうときはゴルフのDVDなどを見るとよいです。
特にDVDはプロゴルファーのフォームやスイングを視覚的に確認する事ができるので非常に便利です。
鏡の前に立ち自分のフォームやスイングを見つつプロゴルファーのフォームと比較しましょう。
また動画サイトでプロのスイングなども確認してもだめな部分を効果的に改善できます。
注意:スイングで悪い癖が身についてしまっている人は、独学で気づくことはほぼ不可能
下手になる原因の1つには悪いスイングが身についてしまったという理由があります。
長期間ゴルフの練習をしているとだんだんフォームが崩れてしまうことがあります。
確認せずにスイングをしているとフォームが崩れボールが飛ばなくなったりコントロールが狂ってしまう事があるので注意しておきましょう。
基本的にゴルフは体で覚えて強くなるスポーツです。
一度でも悪いフォームが身についてしまうとなかなか修正する事ができません。
悪いフォームが身についてしまうのは独学で練習をしている人に起こりやすい現象です。
そこで定期的にフォームを客観的に見て崩れている部分を改善していきましょう。
フォーム改善をするときはプロゴルファーのレッスンDVDなどを利用するとよいです。
コスパを考えたらゴルフ本を読むのもおすすめ
極力コストを抑えたい。
こういうときはゴルフ本を読むのが一番ですね。
下記の記事でおすすめのゴルフ本をスコア別にまとめています。
とはいえ、中身は買ってみないとわからないですが、そこでおすすめなのがAmazonの「Kindle Unlimited」。無料でゴルフ本が購入できます。
レッスンから雑誌、漫画まで、もちろんゴルフ以外のジャンルも無料で購入できます。
スイングの練習を重視してみよう
ハーフスイングの練習をするとよい
ゴルフのスイングにはハーフスイングと呼ばれる物がります。
これはハーフショットを打つときに利用する打ち方です。
フルスイングとは違い飛距離はあまり出ませんが目的の場所に飛ばしやすいといったメリットがあります。
ハーフスイングはトリッキーな地形で活躍するスイング方法です。
ゴルフが下手になってしまったときはハーフスイングから練習をしてみましょう。
ハーフスイングではボールのコントロール性を重視した打ち方をします。
そのため目的の場所にボールを運びやすくなりスコアアップをすることが可能です。
ゴルフではコントロール性を重視したプレイが重要になるのでスランプになったときにはハーフスイングを再確認してみるとよいです。
フルスイングの練習につなげよう
ある程度ハーフスイングを行いコントロール性が蘇ってきたらフルスイングに移行しましょう。
フルスイングは飛距離を出したいときに活用できるスイング方法です。
ボールを打つときに力を込めて目一杯スイングをすることによりボールを遠くに飛ばすことができます。
ロングホールなどになるとボールの飛距離が重視されます。
そこでフルスイングを使ってボールを遠くに飛ばします。
基本的にフルスイングは体重のかけ方などが重要になるのでフォームが崩れやすいです。
練習中にボールを遠くに飛ばせなくなったときはフォームの崩れている可能性があります。
そこでフルスイングの練習を行いフォームを再確認しましょう
不調が改善されないなら一度間を置くのも大事
自己流で練習をしていると悪い癖が身につきやすいです。
なかなか改善できないときは一度間を置きリフレッシュするのも大事です。
基本的に人間の筋肉は3日間細かい動きを記憶できると言われています。
3日過ぎてから再び良いフォームを重視してゴルフの練習をすると、適切なフォームが身につきやすいです。
3日間の間何もしないというのは不安になる人もいます。
そこで脳内トレーニングを行い正しいフォームを記憶します。
ゴルフの上達にはイメージも大事なので正しいフォームのシミュレーションを行うのも大事な作業です。
結論:すべての終着点は『ビジネスゾーン』を極めること(解決方法)
どんな練習をしても、どんな理論やレッスンを学んでも、最終的にはビジネスゾーンを極めることにたどり着きます。
ビジネスゾーン(別名インパクトゾーン)は、全てのスイングの「土台」です。
ゴルフスイングにおいて、ドライバーでもアイアンでもすべてのクラブが『ビジネスゾーン』を通過します。
世の中にはありとあらゆる理論がありますが、どんなにゴルフ理論を学んでも上達しない人たちはそもそも『ビジネスゾーン』が疎かになっていたりします。
どんなに質の高い練習をしても、あらゆる理論を学んでも、土台となる『ビジネスゾーン』ができていなければ、意味がありません。
下手と感じたならば、『ビジネスゾーン』がしっかり練習することが一番の解決方法です。
とはいえ、最後は結局のところ、本人のやる気と努力次第です。
ぶっちゃけると、競技人口や年齢、一般人の競技レベルを考えると、ゴルフほど少ない努力で他の人より結果を出せるスポーツはありません。(野球とかサッカーとかは大人から始めても絶対ムリだし。)
せっかくの機会なので、自分の可能性を信じて一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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