早くからやっとけばよかった。
気づけば肌がボロボロ
野外で行うゴルフは気づいたらあっという間に日焼けをしてしまいます。日焼け対策はゴルファーなら基本中の基本です。しっかり対策しておかないと日焼けにはリスクもあるため、注意しましょう。
そこで今回は、ゴルフをするなら知っておきたい日焼け対策について解説します。ラウンドするときはこの記事を参考に、日焼け対策を万全にしてください。
ゴルフ場での日焼けは油断できない!
1-1 ゴルフ場には遮るものが少ない
ゴルフ場は基本的に日差しを遮るものがほとんどありません。
特にスイングの精度が高い人ほど、林やラフにボールを打ち込む可能性も低くなるため、相対的に日差しを浴びる時間も長くなりがちです。
もちろんそれはスコアにとっては良いことなのですが、日差しの強い日の場合、紫外線による肌への負担は大きくなります。
1-2 ラウンドを終えるには4〜5時間かかる
ゴルフは他のスポーツと比べて、ゲーム終了までかなり時間のかかる種目の1つです。
18ホールでプレーする場合はスピードプレーを意識したとしても、ラウンドを終えるにはだいたい4〜5時間前後かかります。
午前中からプレーを開始した場合は、日差しの最も強くなる12時〜15時の間もずっと紫外線を浴び続けることになるわけです。
他のスポーツと比べても日差しや紫外線を浴びる量が相対的に多くなってしまう傾向にあります。
1-3 7月、8月は特に要注意!
出典 : 気象庁 公式HP 「日最大UVインデックス(観測値)の年間推移グラフ」より
上記画像は、気象庁ホームページより引用した2018年の紫外線量の年間推移グラフです。
紫外線は一年通して出ているものですが、グラフによると特に7月、8月はその量が相対的に多くなる傾向にあります。
熱中症だけでなく紫外線による肌へのダメージにも気をつけた方が良いでしょう。
しっかりとした日焼け対策が必須となります。
ゴルフ中の日焼け対策が特に必要な時期

日焼けをする時期といえば夏というイメージを持つ方が多いかもしれません。夏はジリジリ降り注ぐ日差しであっという間に焼けてしまいますから、日頃気にしていない男性でも「夏は日焼けに気をつけている」という方もいるでしょう。日焼け対策が特に必要なのは夏ですが、夏が終わったからといって日焼け対策をしないのは危険です。紫外線は年中降り注いでいますから、長時間屋外でプレーするゴルフは年中日焼け対策が肝心といえます。日頃から気をつけているという女性はもちろん、男性もしっかり日焼け対策を行いましょう。
ゴルフ中の日焼け対策を怠る5つのリスク

ゴルフ中に日焼け対策を怠ってしまうと、思わぬリスクにさらされてしまう可能性があります。どんなリスクがあるのかも、しっかり理解しておきましょう。
■リスク 1. 疲れてしまう
日焼けによって疲れを感じてしまうのは、日焼けの原因である紫外線と活性化酸素に関係します。
日焼けはただ肌の色が赤や黒になるだけではありません。日焼けは皮膚が軽度の火傷を起こしている状態で、日光皮膚炎の一般的な症状です。日光皮膚炎の原因となるのは、日光に含有された紫外線です。紫外線には有害物質が含まれています。そのため肌や目から多量に紫外線を浴びてしまうと、有害物質から身体を守るために活性化酸素が体内で増加。活性化酸素が細胞の機能低下をさせることで、疲労感が生じてしまいます。
紫外線を多量に浴びたことによって疲労を感じてしまうと、後半のラウンドのパフォーマンス低下につながってしまうこともあります。
■リスク 2. 脱水症状になる可能性がある
日焼けによる皮膚の軽度な火傷は、脱水症状につながる恐れがあります。そのため、患部を冷やすのはもちろん、冷たい水を飲み水分補給と内側から身体を冷やすことを忘れずに行ないましょう。
日焼けした際の水分補給は、肌のケアとしても効果が期待できます。紫外線によるダメージを受けた肌を回復させるためにも水分補給は大切です。
■リスク 3. ガンのリスクが高まる
日焼けは皮膚ガンのリスクを高めてしまうといわれています。日焼けをしたからガンになるというわけではないものの、ゴルフは屋外にいる時間が長いものです。長時間紫外線を浴びれば、そのぶんリスクは高くなってしまうでしょう。
■リスク 4. 白内障になる可能性がある
肌が焼けるのは目に見えてわかるのですが、紫外線は目にもダメージを与えます。紫外線が角膜に当たってしまうと、目が充血したり、痛みを感じたりすることがあるのです。さらに悪化すると白内障を引き起こすリスクもあります。
リスク 5. 肌が老化する
女性なら日焼けがシミ・そばかすの原因になることは知っているかもしれません。しかし日焼けはシミ・そばかすの原因になるだけでなく、肌の老化にも繋がります。
ゴルフ中の日焼け対策5つのポイント

上記では、日焼けによるリスクを紹介しました。自分の身を守るために、ゴルフをするときはしっかり日焼け対策をしましょう。ここでは、日焼け対策のポイントを紹介します。
■ポイント 1. 日焼け止めを使う
どれだけ服を着ても肌が出ている場所はあります。ゴルフをする時は日焼け止めを必ず使いましょう。クリアローションやスプレータイプの日焼け止めは、男性が使っても色がつかないのでおすすめです。汗をかく季節ならウォータープルーフを選びましょう。
■ポイント 2. サングラスを使う
目も紫外線のダメージを受けますので、ゴルフをする時はサングラスも必須アイテムです。サングラスはUVカットのスポーツタイプがおすすめ。動いてもズレにくいものを選びましょう。
■ポイント 3. 日傘を使う
ゴルフ場は日陰の場所が少ないものです。日傘があればプレー中はもちろん、移動中も日焼け対策ができます。晴雨兼用の傘なら、雨が降っても安心です。
■ポイント 4. UVカットインナーを着る
UVカットインナーは紫外線をカットしてくれるタイプのインナーです。長袖ですが意外と暑くはないので、夏に着用しているプロゴルファーも増えています。UVカットインナーを着るだけで、日焼けによる疲労感も防ぐことができるでしょう。
■ポイント 5. アフターケアを行う
どれだけ対策をしていても外にいれば日焼けをしてしまいます。日焼けによるシミの生成を抑えるために、ビタミンCを積極的にとりましょう。また、焼けてしまった部分には、保湿ジェルを塗っておくことをおすすめします。身体はダメージを受けた細胞を修復しようと活発に働きますから、いつも以上に睡眠をとって身体を休ませてください。
ゴルフをするなら年中日焼け対策を!
日焼けは肌や目にリスクがあるだけでなく、ゴルフのパフォーマンスを落としてしまう原因にもなります。暑い夏はもちろん、それ以外の季節もしっかり紫外線対策をしましょう。
天気予報専門メディア「tenki.jp」で公開している「全国のゴルフ場の天気」なら、ゴルフ場ごとの天気予報が確認できます。ゴルフに出かける時は、ぜひチェックしてください。
ゴルファー必見!8つの日焼け対策グッズ
1 キャップ
日焼けや熱中症対策のマストアイテムといえば、キャップです。できるだけツバの部分が広いものを選ぶことをおすすめします。
他にも、サンバイザーやサファリハットなどを着用しても問題ありません。
またキャップは日焼け対策だけでなく、コーディネートのアクセントにもなってくれるアイテムです。女性ゴルファーは特に自分らしい素敵なデザインのアイテムを選ぶ楽しみもあります。
2 UVカットサングラス
キャップとセットで用意したいのが、UVカット仕様のサングラスです。
日焼け対策が必要なのは、実はお肌だけではありません!実は、私たちの眼球もまた紫外線によるダメージを受けやすい部位の1つなのです。
日差しの強い日にサングラスを着用せずにラウンドしていると、紫外線によって角膜に傷が付き、目の痛みや異物感といった症状が現れることもあります。
大切な眼球を守るためにも、サングラスは必ず着用しましょう。
ゴルフ用サングラスの選び方はこちらをチェック!
3 グローブ
日焼け対策というと顔や腕といった部分にばかり気をとられてしまいますが、手の甲の日焼け対策も忘れてはいけません。
手の甲の部分の日焼け対策には、ゴルフ用のグローブが有効です。最近は、女性用のゴルフグローブで手首まで隠れるタイプのグローブも販売されています。このタイプのグローブだと、インナーとグローブの間の日焼けも心配いりませんね。
ゴルフ用グローブを着用することで日焼け対策はもちろん、グリップ力も向上するため力強いスイングをサポートしてくれます。その結果として、パフォーマンス向上にも効果も期待できるわけです。
グローブの選び方はこちらでチェックしよう。
4 アームカバー
腕全体の日焼け対策をするなら、アームカバーというアイテムがおすすめです。
アームカバーとは、二の腕から手首あたりまでを覆う筒状の日焼け対策グッズのこと。
ゴルフのプレー中は長袖のインナーを着用したくないという方も、アームカバーなら簡単に着脱可能な上に伸縮性も高くストレスフリーな着用感なので、スイングの邪魔にもなりません。
またゴルフ以外にも、テニスやランニングなど様々なシーンで活躍してくれますので、1つ持っておくだけでもとても便利なアイテムです。
5 フェイスカバー
顔だけは絶対に焼きたくない!という女性ゴルファーにとって、フェイスカバーがおすすめ!
UVカット仕様のカバーで目から下を全て覆うため、顔面の日焼け対策には非常に高い効果を発揮してくれます。
ただし、サングラスやキャップなどと合わせた時にかなりインパクトのある見た目になってしまうという点がデメリット。ファッション性を重視する方には、ちょっと抵抗のあるアイテムかもしれません。
日差しの強い日のみ着用するなど、必要に応じて利用したいところです。
6 UVカット仕様のゴルフウェア
ゴルフウェアを選ぶ際には、できるだけUVカット仕様の製品をチョイスするようにしましょう。
たとえ長袖のトップスにフルレングスのボトムスを着用していたとしても、紫外線は衣服を通してお肌にダメージを与える可能性があります。
できるだけトップスもボトムスも「UVカット仕様」という旨の説明タグが付いたもの選ぶようにしましょう。
さらに快適にプレーするのであれば、UVカット仕様の機能性インナーなどもおすすめです。
7 日傘
日陰の少ないゴルフ場では、UVカット仕様の日傘を持参すると良いでしょう。
自分の番を待っている間は日傘をさしているだけでも日焼け対策になる上に、余計な体力を消費せずに済みます。
最近は晴雨兼用の傘も多く販売されているため、ラウンド中の急な雨にもスマートに対応可能です。折りたたみタイプの製品もありますので、カートに置いても邪魔にはなりません。
8 日焼け止めクリーム
万全の日焼け対策ウェアを着用したとしても、日焼け止めクリームは塗っておいた方が良いでしょう。
UVカット仕様の製品であっても100%紫外線をカットすることはできないからです。
紫外線がお肌に到達してしまった時のことを考えて、「SPF」「PA」の高いものを選ぶことをおすすめいたします。
ただし、一度塗ったから安心というわけではありません。特に夏場は汗と一緒に流れてしまう可能性もあるため、適宜塗り直した方が良いでしょう。
また、最近はスプレータイプの日焼け止めも販売されています。サンバイザーをかぶった時の頭皮部分・髪の毛の日焼け対策や、塗り直しも手軽にできるのでおすすめです。
ラウンド終了後は念入りなアフターケアを
どんなに万全の日焼け対策を行なったとしても、日焼けを完全に防ぐことはできません。
ラウンド終了後は、紫外線によってダメージを受けたお肌をしっかりと労わるように、アフターケアを欠かさず行いましょう。
アフターケアの基本は、ずばり鎮静(冷却)と保湿です。
・鎮静…冷水シャワー等で日焼け箇所を冷却する。炎症の鎮静には、市販の日焼け後用のジェルやローションなども効果が期待できる。
・保湿…化粧水や乳液等を使ってお肌に潤いを与える
日焼けは、言ってしまえば「軽度のやけど」と同じです。日焼け後はしっかりとケアしてあげないと、肌トラブルや老化の原因となります。
ただし、日焼けの症状がひどい場合は要注意!
自己診断で市販の化粧水等を使うと症状を悪化させてしまう可能性があります。その場合は必ず最寄りの皮膚科にて医師による診察を受けましょう。
まとめ
本日は、ゴルファー必見の日焼け対策についてご紹介しました。
ご紹介したアイテム全てを揃える必要はありませんが、季節や天候などを考慮しながら必要に応じて活用してみると良いでしょう。
もちろん、万全の対策を行っても日焼けを100%防ぐことは難しいものです。ただし、しっかりと対策することで紫外線による肌へのダメージを最小限に抑えることはできます。
また、最近では比較的涼しい時間帯にプレーできるアーリー・バードや薄暮プレーなどでラウンドするというチョイスも。
10年、20年先まで若々しくゴルフを楽しむためにも今のうちからしっかりと日焼け対策をしておきましょう。
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