
ゴルファー
野球経験者ならではのゴルフ上達方法が知りたい!
こんな悩みをもっているゴルファーに答えます。
✅ 本記事の内容
- 野球経験者がゴルフで他の人を圧倒するために克服するべきこと
本記事を書いている僕は野球歴25年。ゴルフ歴は6年。ベスト81です。
ゴルフを初めて2年以上は、スイングスピードの割に200ヤードも飛ばないスライサーでした。
そんなぼくでも、ドライバーを克服して現在は250ヤードのドローヒッターです。
野球経験者は、アイアンはそこそこ打てるけどドライバーだけ打てないことや、スイングスピードの割に飛距離が大したことなかったりなど、他の人にはない特有の悩みが多くあります。
ですが、1つずつ悩みを解決して、すこしコツをつかむと、他の人より数段上のレベルになります。
ぜひ本記事を参考にして、その先のレベルを実感してみてください。
それでは、前置きはこの辺にしてさっそく本題へいきます!
野球経験者はゴルフが上手い?下手?
始めたばかりの野球経験者はゴルフが下手な人が多いです。
原因は野球スイングのクセが抜けないためです。野球歴が長ければ長いほどクセを抜くのが大変だったりします。
ゴルフ初心者はドライバーをはじめすべての弾道がスライスになることが多いです。
特に野球経験者は他の初心者ゴルファーと比べて基本的なスイングが完成しているのため、スライスの曲がり方が大きく、下手だと思われてしまうことも。
詳しくは『ゴルフで野球経験者は下手?上手な人との差は?上達する練習方法を紹介』で解説しています。
野球経験者がゴルフを挫折する理由

野球経験者で挫折する人は、ゴルフのゴの字もできなくて挫折する、というよりは、どちらかというと途中からスコアが伸びなくなってフェードアウトする人が圧倒的に多いです。
理由は野球スイングによるエラーが直らないこと。スライスから始まり、シャンク、トップ、チョロを連発した経験はありませんか?
野球経験者は、とにかく野球スイングによるエラーを克服する必要があります。
よくゴルフはパターとアプローチが一番大切といいます。
しかし、それはあくまである程度のレベルのゴルファーの話です。
ぼくはパターとアプローチが下手だと『スコアにならない』。でも、ドライバーやアイアンが打てないと『ゴルフにならない』が正しいと思っています。
野球経験者がゴルフを挫折しないためには?
野球経験者は、とにかく野球スイングによるエラーを克服する必要があります。スライス、シャンク、トップ、チョロは野球経験が長ければ長いほど克服するのが大変です。
結局は地道に人の弱点を少しずつ克服し続けた人が勝ちます。
これな何においても同じですね。仕事もそうですし、他のスポーツもそうです。
欲求を抑え自分の弱点を明確にし克服するために、ひたすら努力する。これが唯一の方法であり、近道でもあります。
練習場で気持ちよくボールを打つのでは、本当にただの打ちっぱなしなってしまい、練習にはなっていません。
例えば、ドライバーは基本的にマン振りだったりすると100切りが遠のきます。マン振りが良くない理由はゴルフ100切りで飛距離は必要?マン振りは必ず失敗します!で解説していますので参考にしてみてください。
野球経験者の最大の悩み『スライス』
野球経験者の最大の悩みはとにかく『スライス』が直らないこと。
とくに野球経験者はスイングスピードが速く力強いため、ほかのゴルファーと比べて曲がる幅もはるかに大きいです。
ですが、このスライスには克服する方法があります。
詳しくは『ゴルフで野球経験者のスライスはこの練習1つで直ります!』で解説しています。
野球経験者がスライスを直すとメリットしかない【絶対に直すべき】
- 飛距離アップ
- 安定性アップ
- スコアアップ
飛距離アップ
野球経験者はスライスが直ると飛距離が半端なくアップします。30ヤード50ヤード当たり前にアップします。
スライスが直ると力弱いこすり球が、しっかりつかまった力強い球になります。さらに言うと、ドローボールが持ち球になり、キャリー込で300ヤードも夢ではなくなります。
野球に関してもこすり球は飛ばないですよね。
が、スライスさえ克服してつかまる感覚さえつかんでしまうと、バットを振るのと同じようにボールをしっかり捕まえて打てるようになります。
よくフェードのほうがよいとの声もありますが、まずはドローが打てるようになってから。アマチュアとくに野球経験者はドロー習得が最優先です。
安定性アップ
打球の安定性が格段にアップします。
スライスを克服すると、ボールを芯でとらえることできるためで、ある程度フェースコントロールができるようになります。
意外ですが、ノックするというよりは投げる感覚に近くなるので、方向性や力加減が行いやすくなり、安定感アップします。
とらえる感覚があるとないのではでは大違いです。
スコアアップ
スライスを克服しすると、当然スコアがアップします。
ショットの精度の安定感があがり大ミスがでづらくなったり、芯でとらえてある程度コントロールができるようになるためチョロ、シャンク、など明らかに2打3打オーバーすることが減ります。
ゴルフはミスするスポーツですが、ミスの幅を大幅に軽減できスコアアップにつながります。
野球経験者が苦手なドライバー
野球経験者はアイアンがそれなりに打てるようになってもドライバーだけはスライスが直らないことが非常に多いです。
ティーショットでつまずいてしまうとゴルフにならないことも多いので、致命的です。
詳しくは『ゴルフ野球経験者でドライバー打てない人が見直すべき4つのポイント』で解説しています。
野球経験者がドライバーだけ打てない原因

- 1番はバッティングの癖が抜けない(体の開き)
- 振り始めるのが遅い
- ヘッドスピードが速い
- ハンドファーストによるスライス
- 左肩が上がりすぎる・手元が浮く
ゴルフスイングと野球スイングは共通部分も多いけど、弊害も多いです。
とくにドライバーは他のクラブよりも長く、撓るため、野球スイングの弊害の影響が大きくでます。
1番はバッティングの癖が抜けない(体の開き)
野球経験者はとにかく体が開いています。
野球スイングはゴルフスイングとして考えると極端に開いているスイングになります。
画像などで、インパクトの際の腰の位置や肩の位置を見てみると一目瞭然です。
1番は野球歴が長ければ長いほどバッティングの癖が抜けないことがスライスの原因となります。
振り始めるのが遅い
ゴルフは野球と比べてミートポイントが後ろのため、野球経験者は嫌でもミートポイントを前におこうとしてしまいます。これがスライスの原因の一因でもあります。
とくにバットは撓りがなく、ボール自体がこちらに向かってくるので一番苦労するのはこの部分です。
『すごく長いつり竿の先で物をたたこうとすると、ミートポイントまで撓ってヘッドが戻ってくることを待つ』この感覚が野球とゴルフの決定的なちがいです。
始動を早くしてヘッドが戻ってくるのを待てないことがスライスの原因としてあげられます。
だからと言って、シャフトを硬くすれば良いというわけでもありません。このことについては【必見】野球経験者ゴルファーのシャフトは硬いほうが良いというウソで解説しています。
ヘッドスピードが速い
以外ですがヘッドスピードがあることがスライスを加速させています。
野球経験者はクラブより重いバットを振っているため、未経験者よりもスライスが発生する度合いが高くなります。
とくにドライバーは撓りすぎて一般人よりもヘッドが戻ってっこないため、クラブヘッドを置いてけぼりにしてしまっていることがスライスの原因となります。
先ほども書きましたが、だからと言ってシャフトを硬くすれば良いというわけでもありません。このことについては【必見】野球経験者ゴルファーのシャフトは硬いほうが良いというウソで解説しています。
ハンドファーストによるスライス
ハンドファーストは意識しすぎすとフェイスが開きます。
特に、ミートポイントが前の野球経験者がハンドファーストを意識するとさらにフェイスが開き早いスイングスピードも相まってスライスしか打てません。
イメージ的には流し打ちでファールゾーンに切れて行ってしまう感じです。
ですので、野球経験者は慣れるまでハンドファーストは意識しないほうがよいです。
左肩が上がりすぎる・手元が浮く
野球経験者のスライスの特徴として左肩が上がりすぎる点があります。
これによって、構えた時のクラブのフェース面は正面でも、打つ時にフェース面が右に向いてしまい、結果としてボールが右に行ってしまうことになります(=手元が浮く)。
野球経験者のシャフトは硬い方がいいの?
野球経験者のシャフトは硬いほうが良いとよく耳にしますが、本当にそうでしょうか?
ぼくは野球経験者という理由で言われるがまま硬いシャフトを使っていましたが、全く上達しませんでした。
そこで、思い切って柔らかいシャフトに切り替えたところ、スイングの質が一気に変わりました。
野球経験者だから力があって、スイングスピードが速いからと言って必ず硬いシャフトが良いかというとそうではありません。
野球経験者のシャフトについては、『野球経験者ゴルファーのシャフトは硬いほうが良いというウソ』で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
野球で左打ちの人はゴルフも左打ちで良い?
野球経験者はゴルフを始めることが多いですが、野球経験者【左打者】は一番最初に打席で悩むことも多いですよね。
ぼくのゴルフ仲間にも野球経験者【左打者】が多数いますが、右打ちだったり左打ちだったいろいろです。
打席を途中から変更するのはむずかしいので『解決!ゴルフ野球経験者【左打者】の【右打ち・左打ち】問題!』を参考にしっかりきめましょう。
ゴルフは【右打ち】と【左打ち】に優劣なない
よくゴルフは右打ちが有利だ!と耳にしますが、実際のところゴルフという競技においては右打ちと左打ちに優劣はありません。
例えば、野球で左打ちは1塁ベースまで距離が近くなることから、内野ゴロがセーフになる可能性が高くなるという明確なメリットがあります。
対してゴルフではどうでしょう?
右打ちにない、左打ちのメリットというものが見当たらないんです。もちろんその逆も。
ゴルフは止まっているボールを打って前に運ぶスポーツなので、右向いて打とうが左向いて打とうが関係ないんですね。
そのため右打ちでも左打ちでもどちらでも条件は同じなので、優劣の差が生まれないんです。
ゴルフは【右打ち】が有利と言われるのはなぜ?
ゴルフは右打ちが有利と言われる理由は、ゴルフの環境が右打ちのほうが整っているからです。
具体的には...
- 左打ちはゴルフクラブの選択肢が少ない。
- 左打ちは練習場の打席が少ない。
- レッスンなど右打ちをベースに説明される。
上記のようになります。
ただし、クラブによってゴルフに影響でるほどの腕前になるにはかなり時間がかかりますし、逆に迷う必要がなくていいです。(ぼくはベスト81ですが正直、クラブは何使っても影響ないです。)
また、レッスンのベースは右打ちで説明されていたりしますが、そもそも野球スイングも右打ちベースで説明していることが多いのでデメリットというほどではないかと。
ゴルフ練習場の左打席が少ないことはどうしようもないですが。
野球経験者は正しい手打ちで300ydいける?
野球経験者はアイアンはそこそこ打てるけどドライバーだけ打てないことに悩まされます。しかも、スイングスピードの割に飛距離が大したことなかったり。
ですが、野球経験者は『正しい手打ち』をすることでまっすぐ300yd飛ばせるポテンシャルを持っています。
詳しくは【必見】ゴルフは野球経験者ほど手打ちをするべき理由【300ydいける?】で解説しています。
野球経験者のゴルフスイングは『手打ち』であるべき理由

野球経験者のゴルフスイングは手打ちであるべき理由は下記の通り
- 理由1:野球経験者はずでに下半身の動きが身についているから
- 理由2:ボールを打つ感覚が身についている
- 理由3:野球スイングの『引き付けて打つ』がゴルフでは『×』
解説していきますと、
野球経験者は、他の人と違ってある程度スイングの土台ができあがっています。バッティングやボールを投げることはゴルフスイングと共通の動きがあるので重要な要素です。
とくに下半身の動きは野球歴が長いほど完成しているので、野球経験者が練習することは下半身の動き、というより上半身の『腕の動き』です。
ここを勘違いしてしまうと、野球経験者はスライスが直らず苦戦していしまいます。
もしスライスで悩んでいるのであれば『【必見】ゴルフで野球経験者のスライスはこの練習1つで直ります!』を参考にしてください。
理由1:野球経験者はすでに下半身の動きが身についているから
野球経験者は野球スイングのおかげですでに下半身の動きを習得しています。
なので、他の人のように下半身リードなど意識しすぎると余計に体が開いてしまい、スライスが直らなくなったり泥沼にハマってしまいます。
野球経験者がスイングのわりに飛距離が出なかったり、スライスしか打てなくなる原因は、下半身リードができているのに、さらに下半身リードしようとして体が開いてしまうことでもあります。
野球経験者は、野球歴が長いほど自然と下半身リードができているので、下半身はそこまで意識する必要はありません。
野球経験者はゴルフが上手な人と下手な人の差が大きく出ますが、原因はほぼ下半身と上半身の使い方のバランスです。詳しくは『ゴルフで野球経験者は下手?上手な人との差は?上達する練習方法を紹介』で解説しています。
理由2:ボールを打つ感覚が身についている
野球経験者は100キロ以上の向かってくるボールを打ち返しているので、ボールを打つ感覚はすでに身についています。
にもかかわらず、止まっているボールを打てないのは、力んだり、ボールを見すぎたり余計なことをしてしまっているからです。
実際に野球では『ピッチャーがボールをじ~っと見る』時間はないですよね。 ゴルフは『ボールをじ~っと見る』時間があるため余計なことをしてしまいます。
実際、野球経験者は余計なことさえしなければ適当に振っても、当てようとしなくても勝手にボールに当たります。というか空振りが難しいです。
なので他の人と違って『ボールをしっかり打つためには』みたいな練習はとくにいらないです。
なかなかボールに当たらないっていう人は『【必見】ゴルフ野球経験者でドライバー打てない人が見直すべき4つのポイント』を参考にしてみてください。
理由3:野球スイングの『引き付けて打つ』がゴルフでは『×』
野球とゴルフスイングで決定的にちがうのが『ボールを打つタイミング』です。
野球スイングの『引き付けて打つ』はゴルフスイングでは絶対にダメです。
ゴルフスイングのタイミング(ドライバー)は、野球でいうとボールが来る前に思いっきり振って空振りするくらい早いタイミングです。
極端なはなし、野球経験者はこのタイミングさえつかめばゴルフはどうにでもなります。
そして、野球経験者がこのタイミングをつかむために必要なのが『手打ち』です。
もしあなたがスライサーであれば、『手打ちでボールを捕まえるタイミング』ができていないと言えます。『【必見】ゴルフで野球経験者のスライスはこの練習1つで直ります!』を参考にしてみてください。
野球経験者におすすめする『素振りバット』

もっと飛距離を出したい…もっと安定したショットが打ちたい…
そんなゴルファーにオススメの「素振りバット」とその効果をご紹介いたします。
とくに野球経験者は少しのコツをつかむと他のゴルファーを圧倒できる飛距離とショットの精度を手に入れることができます。
ぜひ、もっと遠くへ、もっと真っすぐ飛ばして、他のゴルファーを圧倒してみてください。
ゴルフ野球経験者におすすめ『心気体バット』!
ゴルフ野球経験者におすすめの素振りバットは『心気体バット』!
ぼくも愛用してします!

この『心気体バット』は基本的に重さが700g前後(通常ドライバーで300g前後)で腕の力だけでは上手く振れず、全身の力を使わないと振れないようになっています。
そして、なによりおすすめなのが見てわかる通りこの形。バットのグリップがゴルフのグリップになっているのです。
野球のバットではグリップが邪魔してゴルフスイングがやりづらく、へんなクセがついてしまいます。
が、この『心気体バット』は無理なくゴルフスイングができるうえに、野球の素振りができるという優れものです。
※ こちらもチェック >> ゴルフ野球経験者のおすすめ素振りバット
野球経験者に効果的なゴルフ理論は?
野球経験者のレッスンプロと言えば『桑田泉』プロ。あのプロ野球選手の桑田真澄さんの弟さんです。
桑田泉プロ自信も野球経験者であり、兄の桑田真澄さんにも指導しています。
桑田泉プロとは

- ㈱ダブルイーグル 代表取締役
- 大阪府出身 1969年11月25日 生まれ
- 元プロ野球選手の桑田真澄氏を兄に持つ。
- 青山学院大学卒業
- 日本ゴルフ協会(PGA)ティーチングプロ
- 2007年より東京町田にゴルフ練習場【イーグル18】運営
- 【クォーター理論】によりPGAティーチングプロアワード最優秀賞を受賞
主な著書:桑田泉プロのゴルフ本
- PGA最優秀ティーチングプロが考案した『クォーター理論』
- 0からやり直す 本当のゴルフの教科書 ~常識をくつがえす 桑田 泉のクォーター理論~
- 世界最速のゴルフ上達法クォーター理論 実戦ラウンドで90を切る!
- 桑田泉クォーター理論超上達術
- 練習場で確実に上手くなる! 世界最速のゴルフ上達法「クォーター理論」 (GOLF LESSON COMIC BOOK)
【クオーター理論】の書籍を参考にしたいならAmazonの「Kindle Unlimited」がおすすめ!無料で選び放題

まとめ:野球経験者は一般のゴルファーを圧倒できます!
野球経験者はとにかくポテンシャルが高いです。
最大の障害となる『スライス』さえ直すことができれば、ゴルフが圧倒的に有利になります。
体格いい人は300ヤードも可能かと思います。
野球経験者はスライスを克服してしまえば一気に開花して他のゴルファーを圧倒します。ぜひ、その先のレベルを実感してみてください。
< 今回紹介した素振りバット >
< 今回紹介した桑田泉プロの「クォーター理論」 >
桑田泉プロの「クォーター理論」は野球経験者の為にあるような理論です。気になる人は『桑田泉「クォーター理論」をおすすめする10の理由』を参考にしてみてください。
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