
ゴルファー
よくプロが使用している60度のウェッジってどうなんだろう。
グリーン周りがへたで60度のウェッジを考えているんだけど必要性ってどうなの?
こんな悩みをもっているゴルファーに答えます。
✅ 本記事の内容
- 60度ウェッジの必要性
- 60度ウェッジの必要性のメリットとデメリット
- 60度ウェッジ人気おすすめランキング
本記事を書いている僕は野球歴25年。ゴルフ歴は6年。ベスト81です。
今回は60度のウェッジの特徴や選び方のポイント、役に立つ場面について解説します。飛距離や必要性、おすすめ商品を紹介するので、初心者向けもあるか要チェックです。
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プロが使用している60度のウェッジとは?
60度のウェッジはサンドウェッジよりもロフト角が大きく、ロブウェッジとも呼ばれています。ふわっと高く浮かせるロブショットが打ちやすく、海外トッププロの多くがロブウェッジをクラブセッティングに組み込んでいます。
一方で日本のコースは海外のコースほど難しい局面が少なく、60度のウェッジは使われる機会があまりありません。「ロフト角が大きすぎて使うのが難しそう」なんてイメージがある方も多いかも知れません。60度のウェッジは使う場面を選ぶクラブではありますが、使いどころを見極めればスコアアップに役立つ強力な1本になります。
60度ウェッジのメリット・デメリット
まず、60度のウェッジのメリットとデメリットについてご紹介します。ロフト角の大きい60度のウェッジならではのメリットとデメリットの両方を知った上で、自分に合うかどうか検討してみましょう。
<メリット>
- バンカーで活躍してくれる
- ふわっと浮いてぴたっと止まる球が打ちやすい
- 思いっきり打っても飛ばない
✓ バンカーで活躍してくれる
ウェッジを使い慣れている場合ですが、50度~56度のウェッジでバンカーがうまくいかなかった場合、60度のウェッジを使うことでうまくいくことがあります。
それは、クラブのフェイスを開いたり、とくにハンドレイトを意識してスイングを変えなくても、アプローチショットを普通に打つのと同じスイングで上に行くロブショットが打てるからです。
これは、ある程度の経験とコースに慣れた人に有効です。
アプローチショット、バンカーショットを60度ウェッジで打ってみてもあまりうまくいかないときは、ウェッジ50度~56度で、また練習してみましょう。
✓ ふわっと浮いてぴたっと止まる球が打ちやすい
60度のウェッジはロフト角が大きいため、フェースを開かなくてもボールを楽に高く上げられるのが特徴です。フェースを開いて打つのが苦手な方は、60度のウェッジを取り入れれば、比較的簡単にロブショットが打てます。
ロブショットでボールを高く上げると少ないランでボールを止められるため、ボールを転がせられない場面で役立ちます。また、60度のウェッジはスピンがかかりやすく、難しい局面でもピンを直接狙うショットができるため、攻めるゴルフを楽しみたい方にはおすすめのクラブです。
✓ 思いっきり打っても飛ばない
60度のウェッジは飛距離が出ない点も魅力です。距離に応じて力加減を調整するショットは難易度が高く、ミスの原因にもなります。60度のウェッジならしっかり振っても飛びすぎないため、短い距離のアプローチでもスイングを緩ませずにボールを打てます。
特に短い距離のアプローチに苦手意識がある方にとっては、距離に応じて力加減を調整する必要が少なく、短めの距離でもしっかり振って打てるため、プレー中の安心感にもつながります。
<デメリット>
- ダルマ落としのようなミスが出やすい
- 飛距離が安定しない
✓ ダルマ落としのようなミスが出やすい
60度のウェッジはロフト角が大きいため、クラブヘッドがボールの下をくぐるダルマ落としなどの大きいミスが出やすくなります。打ち出しのスピードが遅いため、二度打ちになってしまうケースもあります。
また、60度のウェッジは基本的にバンカー使用には向いていません。ロブウェッジはサンドウェッジよりバウンス角が小さな商品が多くなっています、バウンス角が小さなクラブはヘッドが砂に潜りやすいため、十分な距離が出ない場合があります。
✓ 飛距離が安定しない
60度のウェッジのようにロフト角の大きいクラブは、飛距離にばらつきが出やすい傾向があります。飛距離がばらつく要因として、ロフト角が寝ているほどフェースの上をボールが滑ってしまう点が挙げられます。
同じように打ったつもりでも、少しの加減の違いによって距離の誤差が出やすくなります。安定した結果が出るように使いこなすには、技術が必要です。一打一打堅実なプレーをしたい方にはあまり向かないクラブともいえます。
60度のウェッジはこんな場面で有効!
60度のウェッジは使いどころが難しいともいいますが、具体的にどのような場面で有効に使えるのか、気になる人も多いはず。60度のウェッジを使うのにおすすめのシーンを3つご紹介します。
- バンカーや池を越えてすぐにピンがあるとき
- 左下がりのライからグリーンを狙うとき
- しっかり振って、50ヤード前後の距離を狙うとき
バンカーや池を越えてすぐにピンがあるとき
バンカーや池などを越えてすぐの近い場所にピンがある場合、60度のウェッジは有効です。60度のウェッジは飛距離が出にくく、スピンもかかりやすいため、ぴたっと止まるボールを打ちやすくなります。ランを考慮して打ちづらい場所でもピンポイントで攻める手法が取れます。
ただし左足上がりのライやバンカーではロフトがつきすぎて、ダルマ落としなどのミスが出やすいため注意が必要です。
左下がりのライからグリーンを狙うとき
左足下がりのアプローチでは、打ち出しが低くなりボールを上げにくくなります。ボールを上げようとするとダフリなどのミスが出やすくなりますが、60度のウェッジならロフトが大きい分自然にボールを上げられます。傾斜がある分低い弾道になるものの、うまくスピンをかけられればボールを止めることも可能です。
しっかり振って、50ヤード前後の距離を狙うとき
50ヤード前後は多くのゴルファーにとってフルショットで対応できない中途半端な距離です。60度のウェッジは飛びすぎないため、中途半端な距離をフルショットで対応できます。フルショットで出る距離はゴルファーによって異なるため、フルショットで成功したときの飛距離を把握しておきましょう。
60度のウェッジは初心者には不要?
結論から言うと、60度のウェッジはミスが増える確率も高く、初心者に必須のクラブではありません。ただし打ち方や使用する場面によっては十分試してみる価値があります。たとえば、フェースを開閉して打ち方の調整をせずに同じスイングでアプローチをしたい方は、ロブウェッジの方が使いやすいかもしれません。
60度ウェッジの必要性は?
初心者向けではない60度のロブウェッジは、あまり必要性を感じない人が多いのも事実です。プロでもUSPGAツアーに比べて厳しいコンディションの少ないJPGAツアーでは、使っている選手の数は少なくなります。ですが、この距離を苦手とする人にとっては、意外と重宝する存在でもあります。
たとえばバンカーが苦手で脱出できないといった場面でも、ロブウェッジなら簡単にできる場合もあります。また、ゴルフの技術を向上したいと考えているゴルファーの場合は、使いこなせるようになるのでロブが必要になる場面が出てきます。
自分のプレイスタイルやモチベーションを鑑みながら選びましょう。
まとめ:60度ウェッジのメリット・デメリット・必要性
プロの多くが使う60度のロブウェッジ。ハンドレイトで高く打ち上げ、スピンをかけてぴたっと思い通りの場所に止める。
これができると、さらにスコアアップも期待できます。
しかし、気をつけたいのが、ロフト角が寝ているほど、ダルマ落とし、ダフリなどのミスが出やすいことです。
自分がいつも快適にフルスイングできて、ボールにもよく当たるウェッジを使いましょう。
一般的に、アマチュアは50度~58度のウェッジが使いやすいのですが、人によって、スイングのしかたや目測など、さまざまな状況が違います。
60度のロブウェッジを使ってみたら、バンカーがうまくいった、ときには、61度のロブウェッジを使ってみたら調子が出た、という場合もあります。
自分が一番プレイしやすいウェッジで、スコアアップを狙いましょう。
60度のウェッジのおすすめ6選
買い替えの頻度が少ないクラブのため、購入前は慎重に検討しましょう。
1位: FOURTEEN(フォーティーン) DJ-5 ウェッジ60度 DS91w
2位:キャロウェイ クロム 60-10 CG Dynamic Gold(S200)
3位:Acushnet Japan, Inc. TITLEISTボーケイ・デザインSM9
4位:キャスコ(Kasco) DW-118 DYNAMIC GOLD S200
5位:Cleveland RTX ZIPCORE FULL-FACE TOUR SATIN WEDGE 2021 ウェッジ
6位:Ping GLIDE 4.0 WEDGE(グライド4.0ウェッジ) NSPRO MODUS 3 TOUR 115
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