
ゴルファー
ビジネスゾーンを練習したいけど、打ちっ放しに行く時間がないから自宅でコツコツ練習したい。かといって、自宅でボールを打つわけにもいかないし、素振りでビジネスゾーンを習得する方法はないだろうか
こんな悩みをもっているゴルファーに答えます。
✅ 本記事の内容
- ビジネスゾーンが大切な理由がわかる
- ビジネスゾーンの素振り練習方法がわかる
- ビジネスゾーンを習得するためのコツがわかる
本記事を書いている僕は野球歴25年。ゴルフ歴は6年。ベスト81です。
ゴルフを初めて2年以上は、スコア110切るのもやっとでした。
そんなぼくでも、平均スコア85の月1ゴルファーです。
ゴルフをはじめたばかりのころは『ビジネスゾーン』を意識することがなかったため、スコアもスイングもすべてボロボロでした。
しかし、『ビジネスゾーン』を意識してからはミスの幅が小さくなり、大たたきすることも少なくなりました。
ビジネスゾーンは練習が地味なので、他の練習に目移りしがちですが、がまんしてがんばった分だけ非常に見返りが大きいです。 ボールを打たなくても、1日3分素振りするだけで効果がでてきます。
本記事では、素振りの効果がより大きくなるようにコツもいっしょに紹介していますので参考にしてください。
それでは、前置きはこの辺にしてさっそく本題へいきます!
ビジネスゾーンとは
ビジネスゾーンは、全てのスイングの「土台」であり腰から腰までの高さスイングのことです。
『バックスイングでクラブが地面と水平』からの『フォローでもクラブが地面と水平』の位置になります。
よくスイングを円で例えたりしますが、下半分のことですね。『インパクトゾーン』とも呼ばれています。
この『ビジネスソーン』はゴルフスイングにおいて最重要と言いてもいいほど大切です。プロゴルファーや上級者、トップアマの人たちは練習のほとんどを『ビジネスゾーン』に割り当てたりしています。
フルスイングにも応用可能
『ビジネスゾーン』はフルスイングにおいてもスイングの「土台」であることに変わりはありません。
ゴルフスイングにおいて、ドライバーでもアイアンでもすべてのクラブが『ビジネスゾーン』を通過します。
ですので、『ビジネスゾーン』さえしっかりできていれば、たとえフルスイングの形が悪くてもある程度スコアを出すことができたりします。
ビジネスゾーンが大切な理由
ビジネスゾーンは、全てのスイングの「土台」です。
ゴルフスイングにおいて、ドライバーでもアイアンでもすべてのクラブが『ビジネスゾーン』を通過します。
世の中にはありとあらゆる理論がありますが、どんなにゴルフ理論を学んでも上達しない人たちはそもそも『ビジネスゾーン』が疎かになっていたりします。
どんなに質の高い練習をしても、あらゆる理論を学んでも、土台となる『ビジネスゾーン』ができていなければ、意味がありません。
ビジネスゾーンをマスターするメリット
ビジネスゾーンをマスターするメリットは下記の通りです。デメリットはありません。
ゴルフ上達にはビジネスゾーン習得は必須です。
- インパクトが安定します(方向性が良くなる)
- スイングのタイミングが一定になる
- 飛距離が伸びる
✅ インパクトが安定します(方向性が良くなる)
クラブヘッドの軌道が同じところを通るので打点が安定します。
ゴルフでは、インパクトが安定することで芯に当たる確率が高くなるので、毎回同じスピン量、高さでボールが飛んでくれるので、狙ったところに運ぶことができます
ゴルフは、左右の曲がりも嫌ですが、縦の距離感もコントロールできないとストレスが溜まってきます。飛距離が伸びても、狙ったところに落とせないと良いスコアを出すことができません。
ビジネスゾーンを練習して打点が一定に揃うとピンの位置にドンドン攻めていくことができます。
✅ スイングのタイミングが一定になる
ゴルフクラブの動きが安定するとリズムも良くなります。
ゴルフではリズムがとても大切です。リズムが一定になると調子が悪いときでも、そこそこのショットが打てるので、大幅なスコアの崩れがなくなります。
振るタイミングが早すぎたり、遅すぎたりすると、方向性、飛距離もバラバラですよね。
ビジネスゾーンができるようになるとある程度まとまったショットが打てるのでスコアが崩れにくく安定するようになります。
✅ 飛距離が伸びる
ゴルフスイングの軌道が良くなり、リズム良く振れると、無駄のない振りができ、ゴルフクラブの芯に当たります。
飛距離を出すにはまず芯に当てることがポイントです。
特にドライバーは、いくらヘッドスピードが早くても外すとまったく飛んでくれません。
ビジネスゾーンをマスターすると、違和感なく振れるので、ゴルフボールは遠くまで飛んでいきます。+10、+20ヤードは間違いなく伸びるでしょう!
ビジネスゾーンの素振り方法
素振りのやり方は簡単です。
クラブを構えたら、腰から腰までの『ビジネスゾーンを繰り返し素振り』します。
室内であれば9番か8番アイアンで練習しましょう。(ぼくは9番アイアンを使用しています)
ただし、ただビジネスゾーンを振っているだけではうまくなりません。間違った素振りをしていると、へんにクセがついてしまいます。
そこで、ビジネスゾーンを練習するにあたっての2つのコツ(チェックポイント)を紹介します。
このコツを意識しながら練習することで、はじめてビジネスゾーン素振りの効果が最大になります。
ビジネスゾーン素振りの2つのコツ
ビジネスゾーン素振りでのコツは下記の2つ
- クラブの動きを意識する
- 下半身のスイングを意識する
クラブの動きを意識する
✅ クラブの方向
ビジネスゾーン素振りで最重要ポイントです。
テークバックとフォローでは、以下の点に注意します。
- 【テークバック】クラブが目標(スタンス)と平行
- 【フォロー】クラブが目標(スタンス)と平行
✅ フェースの向き
ビジネスゾーン素振りは、フェース管理も重要なテーマです。
テークバック時のフェース向きは、背中の前傾角度と同じです。時計でいうと、だいたい11時くらい。少し斜め下を向いたくらいが理想です。
フォローではトゥが12時を指すくらいまでフェースローテーションを行います。ちょうどフェース面が背中を向くイメージです。
テークバックでフェースが上を向いていたり、フォローで下を向きすぎていないかを注意しましょう。
✅ グリップエンド
ビジネスゾーン素振りは、グリップエンドが常にヘソの前にあるイメージで振りましょう。
このイメージを持つことでクラブが体の正面から外れることなく、過度なフェースターンや振り遅れを防ぐことができます。
✅ ハンドファースト
インパクトは、グリップがやや先行したハンドファーストを意識します。
決して手前で「しゃくる」ような動きをしないように注意してください。
ポイントは、テークバックでできた右手の甲の角度をほどかずにスイングすることです。
下半身のスイングを意識する
✅ ダウンスイングは下半身主導
ダウンスイングは下半身から切り返しを行います。決して手で打ちに行ってはいけません。
なぜかというと、手で打ちに行くと右サイドがかぶったりしてスイング軌道が乱れるからです。
左股関節でクラブを引っ張るようなイメージを持つといいでしょう。
✅ 前傾の維持
アドレスでできた前傾姿勢を保ちながら素振りを行うようにしてください。
スイングの途中で前傾姿勢が崩れると、必ずスイング軌道が乱れるからです。
たとえば、ダウンスイングで体が伸び上ると、クラブはスタンスよりも内側に入ってしまいます。
アドレスであまり前傾を深めてしまうと維持するのが難しくなるので、股関節から前傾し、背筋が丸まらないように注意しましょう。
✅ 腕の三角形の形を崩さずに打つ
腕の三角形とは、アドレス時に肩と肩を結んだラインと、クラブを持った腕がつくる三角形のこと。
この三角形を崩さずに振る事がとても重要なポイントなんです。一番気をつけたいのが手首が崩れてしまいやすいという点です。
素振りの際もしっかりと手首が固定されているのを確認し、そこから腕、肩にかけてできる三角形を崩さずに打つ練習を繰り返し行いましょう。
最初は小さい振りから初めて、徐々に大きな振りにしていきます。
トップの位置で一度動作を止めて確認しながら打つ事もおすすめ。
何よりも大事なのはゆっくりでも三角形は崩さない事です!
✅ バックスイングで手を使わない
ビジネスゾーンはとても小さな振り幅なので、つい手だけで上げてしまいがちですが、器用な手に頼ったテークバックは必ず軌道がブレてしまいます。
手だけで上げず、体の回転と一緒にテークバックするイメージを持ちましょう。
先ほどの「グリップエンドがヘソの前」のイメージが役に立つと思います。
ビジネスゾーンの室内練習方法
ゴルフは基本がとても大事です。
ゴルフの基本はなんといってもビジネスゾーンですが、子供がいたりすると、室内でクラブを使って素振りするわけにもいかないし、室内でクラブを使わずにできる練習があれば知りたいですよね?
ということで、室内でできるビジネスゾーンの練習方法をご紹介します!
✅ ソファーに座って体を回す!
ソファーに座ってテレビでも見ながら、ビジネスゾーンを意識することが出来たら嬉しいですよね。
それが出来ちゃうんです!
ソファーや椅子に浅めに座って、後はスイングをするように腰を回すだけでOKです。
座っているため、下半身が安定して、きちんとして腰の動きが分かりやすいので、
ぜひ試してみて下さい。
さらに、ストレッチ効果もあるので一石二鳥とはこのことですね。
体が硬い人は実践することをお勧めします。
✅ クラブ以外でスイング!
家の中でクラブを持ってスイングするのは危険ですよね。ぼくは壁を破壊しました。
ビジネスゾーンの練習はフルスイングをする必要がなく、そもそもクラブを持つ必要もありません。
携帯やペットボトル等を手につかんで腰から腰の間だけ動かして下さい。落とすか落とさないかの最小限の力でつかみます。
コックを使ったり、手に力が入りすぎたりしていると持っているものを落としてしまうので、
落としてしまったら、間違ったスイングをしているという事です。
このスイングは座ったままでもできるので、腰を回す延長で
何か持ってスイングするのが良いですね!
ビジネスゾーンを練習する時の注意点
ビジネスゾーンを練習する時の注意点、それは、練習が地味すぎてつまらないことでしょう。
特に初心者の人や100切り目標にしている人が、ずっとビジネスゾーンの練習を行うと、地味な上にうまくいかないことが多くあり、途中でやめてドライバーやアイアンの練習にシフトすることがよくあります。
ぼくがそうであったように、大事だとわかっていても疎かになってしまうのが、最大の注意点と言えるでしょう。
あの片山晋呉プロでさえも地味で飽きるけど、大事だから疎かにできないと語っているビジネスゾーン。
練習のバランスをうまくとりましょう。
まとめ:ビジネスゾーンを素振りでマスター
『ビジネスゾーン』は、全てのスイングの「土台」です。
ゴルフを上達するためには絶対にできるようにならないといけません。
『ビジネスゾーン』には、ゴルフスイングの基本がすべて詰まっており、さらに流行り廃りがまったくありません。なぜならボールを打つ瞬間はいつの時代もどんなクラブでも変わりはないからなんですね。
どんな時代でもクラブでも通用するビジネスゾーン。練習は地味ですが、ぜひビジネスゾーンを極めてみてくださいね。
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